ジムに行ってきます!!(泳げない人の水泳教室6)

ジムに行ってきます!!(泳げない人の水泳教室6)

結局のところ、クロールの息継ぎはどうすれば良いのか。

クロールの肝はやはり息継ぎでしょう。

勿論、それ以外にも多くの問題があるわけですが、当面はやはり息継ぎです。

これが上手くできるかどうかで、上手く泳げるか泳げないかが決定するように思います。

上手く息継ぎができない原因をいくつか挙げてみましょう。

1、息が吐けていないので吸えない。

2、顔を上げると体が水中に沈んでしまう。

3、息を吸おうとして、水を飲んでしまう。

4、顔が横に向けない。

5、息を吐くタイミングがわからない。

6、息を吐くと体が沈む。

それでは、順番に原因と対策を考えていきましょう。

1、息が吐けていないので吸えない。

これは良くあるパターンで、良く言われる事ですが、具体的にどうすれば良いかがわかりません。

<原因と解決方法>

まず考えられるのは、水中で息を吐く事に馴れていないのが原因の一つです。

特に陸上でのスポーツは鼻から息を吸って口から吐くのが基本ですが、水泳の場合は逆です。

鼻から息を吐いて口から息を吸う事が自然にできるまで練習する事が必要となります。

具体的には、泳ぐ前に水中で息を吐く練習を十分にすることです。

次に考えられる理由は、息が十分に吸えてないという事です。

普段の生活では意識せずに息が吸えていますが、リズミカルに吸えているわけではありません。つまり、ため息をついたりしながら不規則に呼吸をしているという事です。

水中では、呼吸は毎回確実に行わないと、たちまち苦しくなります。

練習方法としては、実際のクロールの呼吸のタイミングで息を吐いて吸う練習をする事です。

例)息を止める時間は息継ぎの回数や泳ぐ速度により調節してください。

息を吸う(1秒)→息を止める(5秒)→息を吐く(3秒)

2、顔を上げると体が水中に沈んでしまう。

これも良くあるパターンです。

考えられる原因は、顔を上げすぎている事が主な原因です。

解決方法は、まず姿勢の安定です。

その為には、蹴伸びの練習とローリングの練習が必要でしょう。

水中では作用と反作用がリアルに現れますので、顔を上げた分だけ身体が沈みます。また、顔を上げる勢いがそのまま沈む勢いにもなります。

ですので、顔は上げるのではなく、首から回転により顔を水面に出すようにします。

この時には出来るだけ、頭の軸がぶれないようにすると良いでしょう。

又、この動作は出来るだけゆっくりとするのが良いです。

その理由は、早くすると反動で沈みやすくなり、早くすると水が切れずに口を開けたタイミングで口に入ります。

ゆっくりと顔を上げるのと同時に息を吐き切る事で、息を吸う事が楽になります。

補足

息継ぎは遅く泳ぐほど難しいです。つまり初心者ほど難しいと言う事になります。

3、息を吸おうとして、水を飲んでしまう。

これは色々な原因があるのですが、1、2を注意しても駄目な場合は、恐らくタイミングでしょう。

息を吐くタイミングは、顔を上げる側の手を掻き始めたところです。

そして、掻きおわる直前に顔の回転を始めて、手が一番後ろに行ったタイミングで顔を水面に出して息を吸う準備に入ります。

水を飲む人は多分顔を上げるタイミングが、水の掻き始めではないかと思います。

この時点で顔を上げると、反対側の手が沈みそれと同時に顔も沈みます。

その理由は、手を掻き終わる時点が一番浮力がある時だからです。

逆に、掻き始めが一番浮力の無い時点ということになります。

4、顔が横に向けない。

これの一番の原因は、身体がローリングしていないからです。

身体をまっすぐのまま首だけを90度回すのは結構難しいです。

無理に回せば、その反動で体が沈みます。

身体が60度ほどローリングしていれば、その地点から首を30度回すのは容易だと思います。

5、息を吐くタイミングがわからない。

いろんな説があるのですが、呼吸する側の手の掻き始めに統一したいと思います。

鼻から徐々にとか、鼻から一気にとかありますが、ここは鼻から出して顔が水面に出る直前に口からも出すに統一したいと思います。

6、息を吐くと体が沈む。

これは至極当然の事ですが、できるだけこの影響が出ないようにするには、身体の姿勢と息を吐くタイミングです。

徐々に息を吐くと徐々に沈みますが、息を一気に吐く方法では直前まで沈みません。

また、手を掻くと同時に息を吐く方法の場合には、手を掻いている側が一番浮力が発生する時なので影響が少なくなります。(本来、手の掻き始めと同時に同側の下向きのキックをするので、身体がより浮き上がります。)

息継ぎの反対側の手が重要

結局のところ、ここが一番重要ではないかと思います。

反対の手が沈んでしまうと、顔が水面に出る事は困難です。

息継ぎ側のストロークで得た推進力を、反対側の手の手の平を水平に滑らせる事で、顔の沈み込みを防いで、楽に息ができる位置に顔をキープする事ができます。

以上、息継ぎについて考察してみました。

原因は複合しているのですが、ヒントになれば幸いです。

息が吸えない理由番外編

初心者の方に良くある事ですが、最初のうちは息継ぎができるが段々苦しくなってくる。

これは多分息が肺まで到達していないのだと思います。

試しに浅い呼吸をしてみるとわかりますが、空気が肺まで入らないと、たちまち苦しくなります。


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